旅行の準備は情報収集から
旅行先の支払い手段によって、準備すべきアイテムや使うべきアプリ、気をつけるべきセキュリティ対策が異なります。本記事では、キャッシュレスが進んでいる国とそうでない国を比較し、それぞれの旅行での注意点や役立つライフハック、持ち物リストを紹介します。
キャッシュレス社会と現金社会、それぞれの旅の特徴
1.キャッシュレス先進国での旅行
- スウェーデン🇸🇪、デンマーク🇩🇰、ノルウェー🇳🇴(北欧)
- 中国🇨🇳
- 韓国🇰🇷
- カナダ🇨🇦、オーストラリア🇦🇺の都市部
- シンガポール🇸🇬
これらの国では、ほとんどの商業施設でクレジットカードやモバイル決済(Apple Pay、Google Payなど)が使えます。特に中国では、アリペイ(Alipay)やウィーチャットペイ(WeChat Pay)が主流で、現金が逆に受け取ってもらえない場合すらあります。
ライフハック&注意点
・ローカル決済アプリを事前にダウンロード
例:AliPay国際版、WeChatPay国際版。日本のクレジットカードを登録できる仕様が徐々に整備されています。
・通信環境の確保
キャッシュレスは通信環境がないと使えないので、SIMカードやモバイルWi-Fiは必須。
・複数の支払い手段を用意
まれに国際ブランドのクレジットカードが使えない店もあるため、VISAとMasterCardの両方を用意。
・スマートフォンの紛失対策
電子決済に頼っていると、スマホ紛失時にすべての支払い手段を失うリスクが。事前にパスワード管理アプリやクラウドバックアップを設定。
おすすめアイテム
・RFIDスキミング防止カードケース
カード情報の盗難対策
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・eSIM対応スマートフォン
渡航先で即通信確保が可能
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2.現金主義が根強い国での旅行
- ドイツ🇩🇪
- イタリア🇮🇹、スペイン🇪🇸の地方都市
- インド🇮🇳
- エジプト🇪🇬、モロッコ🇲🇦などの中東、北アフリカ諸国
これらの国では、特に地方部や小規模店舗では現金のみの取り扱いが多く、キャッシュレス決済の導入率は低めです。
ライフハック&注意点
・現金両替のタイミングに注意
空港よりも街中の銀行や公認両替所の方がレートが良い。あらかじめレートを調べておこう。
・現地通貨をこまめに使う
両替しすぎると使いきれず損をするので、少額ずつの両替を心がける。
・少額紙幣、硬貨を持ち歩く
交通機関、トイレチップ、屋台などで高額紙幣が断られることがある。
・セキュリティに注意
現金を多く持ち歩くため、スリや強盗への警戒が重要。
おすすめアイテム
・セキュリティポーチ/ウエストベルト
現金を肌身離さず持ち歩けるよう
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・現地通貨の計算アプリ(通貨換算アプリ)

3.ハイブリッド型(キャッシュレスと現金が混在)
- アメリカ🇺🇸
- タイ🇹🇭
- ベトナム🇻🇳
- フランス🇫🇷
- イギリス🇬🇧
都市部ではキャッシュレスが使える一方で、地方部やローカルな市場では現金が必要なことが多いのが特徴。旅行者は状況に応じて使い分ける柔軟さが求められます。
ライフハック&注意点
・チップ文化の理解
アメリカやフランスではチップが慣習となっているが、現金で渡すのが一般的。キャッシュレスだけでは不便な場面がある。
・クレジットカードの利用限度額や手数料をチェック
海外で使用した際の為替手数料や、現地通貨での引き出し限度額を確認。
複数通貨をまたぐ移動にはWiseなどのマルチ通貨カードが便利
おすすめアイテム
・Wise(旧TransferWise)カード
複数通貨で低手数料
スマートに旅するための心構え
どんなにキャッシュレスが便利であっても、現金の安心感を完全に手放すことは難しいものです。逆に、現金主義の国でも、少しずつキャッシュレス化が進んでいる地域もあります。だからこそ、旅先の文化や経済状況を理解し、適切な支払い手段を選ぶことが、快適で安全な旅行を実現するカギになります。
旅先でのトラブルの多くは、準備不足から生じます。キャッシュレスか現金主義か、どちらかに偏ることなく、ハイブリッドな視点で旅行計画を立てておくことで、あなたの旅はよりスムーズで快適なものとなるでしょう!!
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